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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年03月29日

桜なんて大嫌いだ!

 ど~でもいい話なんですけれども・・・・・

 春である。 春といえば何故か桜である。個人的には桜より梅のほうが好きなのだが、なぜか世間一般では桜だ。
そして、全国各地、いや世界中から善男善女が京都詣でにやって来はじめる季節である

 やっと売上が上がる季節になった反面、渋滞する季節でもある。「手上げ」を狙うためには「人ごみ」の中に入り込まねばならない。しかし「人ごみ」=渋滞でもあるので、スンゲーうんざりするのも事実。

 サクラの「サ」は稲の魂をあらわす言葉で「早苗」「早乙女」の「サ」と同義。つまり、田植えの時期に、山から水とともに下ってくる「稲の魂」であって、その息吹を山の桜に見出し、神との供応=直会としての饗宴がその起源であるてなことを言ったのが折口信夫だったと思う。

 しかし、それなら地元でするのが筋であってわざわざ京都へ来る必要はない。というか、地元でおこなう事だ。加えて実際には花見と称した野外宴席であって、花なんか見ているはどれだけいるんだろう? 社寺の桜だってそうだ、さすがに御座を広げられる場所は少ないンだろうけれど、行列してきて花みてるのか? 他人の背中見てるのか? 果たして疑問である。

 それでいて、まぁ仮に「きれいやね~」と思えたとしても、境内から三歩もあるいたら忘れてるンじゃないのかい?

 ウチの境内にもそれなりに桜があるが、一部は前から生えていた木を切ってまで植えたもの。これは私の意志ではない。ご近所が「植えたい」といってそうなってしまった。 まぁ気持ちはありがたい。しかし、潜在植生というものがあって、どこもかしこも「桜がいい」と言うわけではない。加えてワザワザ今、がんばって生きている木を切ってまで植えるものか? と思うと「なんだかなぁ~」と感じてしまうのは私だけなのか?

 で、まぁその桜を人が見にきたとしましょう。ウチの社もそれなりに桜を見に来る人はいないではないのだが、そのマナーが問題。境内には駐車できるスペースはあるが皆、お構いなしで参道前の「ど~ん」と置く。あのね、自分の家の前に赤の他人がど~んと車を置いたら気分悪いでしょ? なんでそ~いうことを平気で行えるのか? 私には理解できない。加えて飲み食いした後のゴミをそのへんにほかして帰る。 あんた、それ誰が拾うっていうの? 観光客がお金を落としてくれれば多少なりとも活動経費なんぞの足しにならんとも限らないンだろうけれども、お生憎な話に、ウチはコンビに一つない田舎だ。ゴミが増えて地元が困るだけ。それでも行政は「観光誘致」をがんばってるが、これはゴミを増やす政策にほかならない。

 そりゃ~中にはキチンとゴミを持ち帰ってくれる人もいるンだろうけれど、一人でもお馬鹿な観光客がいたら、観光客全部が馬鹿に見えるンだよね。

 私ゃ観光の勉強をする事も考えてこの「稼ぎ業」に就いたンだろうけれど、それなりに京都検定の勉強はしているンだけれど・・・社内の観光の資格はとらない事にした。だってねぇ、お馬鹿な観光客に京都を案内するって~事は、親父が娘(処女)をヤクザに差し出してるのといっしょのように思えてしかたがない。そんな親父はダメ親父だ。

 おっと、今回はタイトルが正確ではなかったね。
 正確には「桜目当ての観光客なんて大嫌いだ!」ですね。

めでたし。めでたし。
  


Posted by 淀の生頭  at 11:50Comments(0)日々是不毛