京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at 

2010年12月18日

年末の悪巧み

  訳あって稼ぎ業を放棄。まぁ一年たったら戻れるのだけれど、その理由は……聞かないでください(泣)

 全部私が悪いのよ。けど、不幸中の幸いなのはこれがまた生活の在り方を見直すきっかけとなり、物事をよい方向に転がすきっかけとして機能させることができたので、まぁよしとする。

そして身の回りのことをゆっくりできる時間ができたことがうれしい。

 なので、仕事探しながら家の事をごちゃごちゃしている。
まずは部屋の掃除終了。今使っている二部屋になんとか足の踏み場を作ることから初めて、なんとか人並みの下といったレベルに掃除が完了。

 これから地鎮祭の道具を片付けてある旧風呂場(昔の五右衛門風呂もどき)の整理整頓、正月準備などなどやるべき事は何かとてんこ盛り状態なので、まぁ……のんびりこなしてゆこうかいな。

 そして、時間ができたついでに「神社スカウト」の検討を始める。大手の神社ならすでに運営しているのだけれど、ウチみたいな田舎神社では事例がないので不安がないと言えば嘘になる。けど、目前の問題には立ち向かわないと将来禍根を残しかねない。

 過日、京都スカウト連盟に殴りこんで(笑)概略を尋ねたところ、研修受けて、地元に根回しして、立ち上げまでには一年以上かかるでしょうとのお話でした。運営そのものは大変ですがいわゆる「神社の氏子ばなれ」の問題解決に一矢報いることができるだろうと、前向きな検討をしてゆく所存。なによりも、あの電車ゴッコのような例祭の行列はできれば二度と見たくないからね。

 まぁ、これも時間ができたからできた事で、稼ぎが休みの日に家業してたら、いったいいつ私は休めるの? というお話と、疲労、ストレスは思いのほか蓄積してしまい油断するとエライことになるという教訓を得たところでもあるので、少しのんびりできる間にもう少しイロイロと悪巧みの準備も整えたいと思う。

 こうして考えると……貧乏暇無しの見本みたいになってるよなぁ……もう少し楽してソコソコ稼げる商売探さないといけないなぁ……でも、多分ないだろうな(笑)  


Posted by 淀の生頭  at 14:07日々是不毛

2010年11月15日

待ちぼうけの七五三

 極力休むな。と言うお達しを会社が言い出した。稼ぎ時であることと、売上が低迷していることが理由ではないかと推測される。しかし、かかし私ゃ家業があることを入社前にキチンと話ししてから来ているので何をいまさらという気がしないわけもないが、言い分は解らなくはない。

 で過日は日曜と平日に計4件の七五三のご祈祷があり、加えて1件予約が入って現在のところ予約5件中4件終了。
 20件分用意したのに……だ。

 元々子供の数が減っている事に加え、予約することが面倒くさいとの声もある。さらに、せっかくいい衣装(そうでない人もちらほらいるが)着てお祝いにちょっとしたご馳走を頂くなら、やっぱり市内へ出て~とあいなるらしい。

 昨日は予約はなかったけれど、14日と言うこともあって待ちぼうけ覚悟で店番したら、案の定待ちぼうけ(笑)

 まぁ、ゆっくり本読んだり、雑務ができたから良いけどね。

 以前から自然観察会というか、そういう類と七五三を兼ね合わせた催しができないか考えている。
 過日、お子さん連れで遊びにきてくれたマイミクさん。お子さん達はおおははしゃぎでかなり満足してくれた様子。
 私の拙いネタでこれだけ楽しんでもらえるのなら~という意味では少し自身がでた。

 しかし、七五三とくればもっと幼いんだよね。
 加えて、集客、対応となると私一人でどこまでできるか?
 となると、地元をいくらか巻き込んでいかないと、せめて商工会は巻き込んでいかないといけない。
 企画なんぞは立てられるが、協力者にメリットを提供しなくてはいけないし、そこまで考えるにはちょいと時間がかかる。
 貸衣装屋や写真屋と組むと利益が根こそぎ遣られるとの話も聞く。
 それも、たいしたPRしなくてもバンバン集客できるお社なら言い方悪いが薄利多売でペイできるんだろうけれど……
 
 氏子総代ですら弱気な側面を見せる。
 ただ、本日の店じまい時にお隣町から初めて自転車できたとおっしゃる高齢のご夫婦。
 ウチのお社にいたく感動されてました。
 最近は紅葉もあまり綺麗じゃないのに、そんなに喜んでもらえるとは思わなかった。

 写真は境内の百日紅に根付いた紅葉と、昨日の作品(まつぼっくりで作ったペンダント&ストラップ)また材料用意しないと……






  


Posted by 淀の生頭  at 04:47日々是不毛

2010年06月13日

蛍の季節はうんざりする

 例年、この季節には同じような事を書いてるような気がする。例年同じような事を感じて、うんざりしているからだろう。
 地元観光農園の敷地からウチの社の前を流れる川には蛍がでるのよね。10年ほど前までは蛍がでたからと言って人が大挙してやってくる事なぞなく、地元民だけで眺め、観光農園で知人、友人を集めて一杯呑ませてもらうのも地元民が中心なのでそれほとど大騒ぎにはならなかった。

 あるとき、某新聞社がその蛍の写真を一面に掲載したのよね。

 すると翌週、関西各地から蛍を見に来る車がズラー……田舎の細道に大挙してやってきた。
そんなこと、想定していなかったものだから、駐車場がない。渋滞が発生する。車で通勤してる人が帰宅できない。警官も動因して交通整理。そんな事が数年つづいた。

 その馬鹿イベントに輪をかけたのが地元商工会。

 当社境内に隣接する公園で「蛍まつり」と称して地元バンドのコンサート(お世辞にも上手とは言えないよ:苦笑)模擬店を出して集客を考えた。が、田舎の人は後先を考えないのだろうか?

 手間暇かけて、地域に迷惑をかけて、売上いくらになりました? 一晩限りの模擬店の売上なんぞたかが知れてるでしょう。

 自然を鑑賞するのに最高のBGMは自然の音だよ。予算の都合や地域の福祉の意味もあるんだろういけれど、雰囲気にそぐわない下手な演奏は騒音以外何物でもないよ。

 さすがに「こりゃあかん」と思った人もいて、ここ数年は子供会規模の催しが、ひっそりと開催されているのだが……それで充分なのよ。

失敗と考えて学んだ人、貴方は偉い!

 大々的にPRしなくなったおかげで押しかける馬鹿の数も減った。しかし、一時のお馬鹿騒ぎをした頃に、やはり境内で爆竹ならしたりする馬鹿がいたので(礼拝所不敬罪だぞ!)この季節、仕事を経てから社務所へ立ち寄って境内を軽く一周してから帰宅することにしている。疲れているのに……

 しかし、コレをしないと、悪戯どころか、境内で首吊り自殺する馬鹿もいるので、洒落にならない。

 いゃ、数年前にいたんだよ。

 帰宅して晩酌してると警察から電話がかかってきてさぁ……もう大騒ぎだよ。

 第一発見者は蛍を見に来た高校生。時間があるので境内にあがってみたら、ぶらさがっていたらしい。

 新聞などニュースにはならなかったけれど、(されたら嫌だ)以来、防止の意味も込めて疲れた身体をひきづって、この数週間はお社へあがります。

 おとなしく蛍を鑑賞するだけなら、文句も言わないけれどなんであんたら自家用車で来るわけ?
自然を楽しむのに排ガス撒き散らかしてさぁ。やってること矛盾してるって言うか、自然大好きって言いながら自然破壊が大好きなんでしょう。
なぜ、蛍を捕獲して帰るわけ? 育てて来年、貴方のおうちで蛍狩りができるわけ?

 生息地から捕獲して、生息できない環境にもっていったら絶滅するんだよ。

 観光客は「ここで見られなくなったら、他所に行けばいい」だけなんだろうけれど、自然環境破壊されぱなしの地元はどうしたらいいの?

 きょうび、口コミ、ネットコミで蛍情報はあっちゅ~まに集められるけれどさぁ。

 もうすこし、考えてから行動して欲しいナァ。

 「お預け」できない野良犬と一緒だよ。つまり野良犬以下の人間。人面犬なら見世物にでもなるんだろうけどさぁ。
野良犬見たって気分が悪いよな。下手にかまうと噛み付かれるし。

 しかし、昨今は社寺もそんな野良犬集めのために、他所から蛍とってきて放流したりする処があるんだってねぇ。

 放流してそこで将来、繁殖するわけ? 生態系は大丈夫なの?

「命」を考えるべき宗教者が、これじゃあ駄目だね。
  


Posted by 淀の生頭  at 07:48日々是不毛

2010年01月06日

なんか違和感あるなぁ……

コンビニで発見。この場を借りて疑問を呈するべく購入、260円なり。






 よくみて欲しい。「御神酒」とかかれてあるでしょう。

 いくら金粉入りでもなんでコンビニで御神酒なわけ?

 私の観念では、神様におそなえして初めて「御神酒」になるのであって、神様にお供えされていないお酒、しかもコンビニで販売されているお酒が、何で「御神酒」なわけ?


念のためネットの辞書で調べてみた。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋。

(御神酒 から転送)
神酒(みき、しんしゅ)とは、神道において神に供える酒(通常は日本酒)。神饌には欠かせないものである。「みき」という言葉は「酒」に「御」(み)をつけたもので、酒の美称である。通常はさらに「御」をつけて「おみき」という。古文献では神酒のことを「みわ」と称しているものもある。「みわ」と読む大神神社(三輪明神)は酒造の神ともされている。『古事記』には「くし」の語があり、沖縄県には「ウグス」の語がある。これらは「奇(くし)」に繋がるもので、酒の効能が奇瑞とされたことによるものである。

祭礼においては、祭る側の参加者も神酒を頂くことが多い。他の神饌と同様の神と同じものを飲食するという意味のほか、酒に酔うことで非日常の境地に至り、神との交流を深めるという意味もある。

つまりここでは「神様」にお供えして初めて「御神酒」になるとされている。まぁワタシも納得できる解釈だ。

しかし、gooの国語辞典では
しんしゅ 1 0 【神酒】
神に供える酒。おみき。

みき 0 1 【〈神酒〉/▽御▽酒】
〔「み」は接頭語、「き」は酒〕酒の美称。また、神に供える酒。おみき。

みわ 【〈神酒〉/〈御酒〉】
神にささげる酒。みき。

「泣沢の神社(もり)に―据ゑ祈れども/万葉 202」

とある。つまり「神様に供える」お酒=御神酒であって、お供えする予定のお酒も含まれるのか?

だったらコンビニで販売されていても家庭の神棚にお供えされれば問題ないということになるのか?

しかし、金粉入りの「松竹梅」には「御神酒」とはどこにもかかれてなかったぞ??

なんかすごく違和感あるが、気のせいか?

今夜眠れなくなってしまったじゃないか……
  


Posted by 淀の生頭  at 20:49Comments(0)日々是不毛

2009年10月26日

 話が違う話

 糖尿の様態は順調。通院し始めは「入院」を言われたが今は血糖値も安定し、酒も一般常識を超えなければOKと言われるようになり、一安心。体重も15kg減った。標準体重までもうひとふんばりといった所。

 さて、今は某六地蔵のスーパーで配送の業務についている。が、これも11月まで。一応次の仕事は内定しているので、そっちは安心。が、この大手スーパーの配送業務の一部始終を書きたい所だが、11月が終わってからにする。立ち上げにすったもんだする事、事体は理解できるんだけれど、ちょっと今の数字だとドライバーは食えない。

 仕事はWin-Winの関係でないと出来ないのに、当初の話で聞いていた数字から半分以下になっている。それでドライバーが来るわけがない。そしたら……規模を縮小しないと運営事態できない。しかし規模を縮小すると、折角「便利!」と感じて買っている顧客が離れる場面も出てくるだろうが、それはやはり仕事は「携わる総ての場所でWin-Winができてなんぼ」八方美人をすると一番弱い場所にひずみが来る。いくら一番弱い場所と言っても、そこが壊れたらシステム総てが壊れるのよね。

 多分スーパーそのものは、その辺の事情は認識されていないと思う。まぁ、11月が終わる頃(終わってから)  


Posted by 淀の生頭  at 09:48Comments(1)日々是不毛

2009年09月15日

再起動の再起動+泣きっ面に蜂



 すこし稼ぎ業の話をしたい。短期の仕事というお話で最初は聞いたものの、後から「長期で~」なんて話がやってきた。まぁ多少のズレは構わないし、短期が長期になるのは稼ぎが安定するので結構な話。そこまでは「はいはい」と聞いていたのだが、実際、現場に入ったら「AM8:00~?」という状況でAM0:00を過ぎることもあった。加えて私は「週休2日」と話を通してもらっていたハズなのに、いざ最初の休日が来てその話をしたら「そんな話聞いてない!」との返事。

 いくらなんでもおかしいやん! で仲介した会社にその辺りの話をする。此方も急にやめるわけにいかないので、仲介を任せる。で、数日後、稼ぎの得意先から「短期はいらんから帰って」なんていわれてアッサリ切られる。仲介した会社には散々クレームかまして再度、10月から別の得意先で仕切りなおすのですがぁ……

 この上の騒動がちょうど8月の中ごろ。暑い季節なので水分バンバン飲んでたんだよね。だかたトイレもバンバン? 通っていた。体重が8kgも落ちたので「おっ肉体労働はダイエットに良いねぇ」なんて気楽に考えていたのだが、仕事を切られても、この季節になっても水分は欲しいし、トイレも多い??? 次の稼ぎに就くまでに、念のため糖尿の検査をしてもらったら……いきなりインシュリン注射を渡された。

 今年の3月頃に受けた健康診断では、そんなことはなかったし、何よりコレステロール値がよくなったぐらいだったのに……よくわからないが、これも目の前にある現実だ。

 本当は入院してもらってーとお医者さん、しかし、私は車の手配もローンで引っ張った。まともに稼がず入院なんぞしてられない。その旨伝えて兎にも角にも、インシュリンを打ちながらの生活を余儀なくせざるをえなくなった。

 う~む、糖尿は共存しないといけない病気だしねぇ……なにはともあれ、今夜、夕食前に初インシュリンだ。

 注射、痛そう………  


Posted by 淀の生頭  at 14:15Comments(1)日々是不毛

2008年11月30日

野良犬観光客が京都を潰す

 当然ながら「野良犬観光客」とは、ワタシの造語である。野良犬の群れに餌を投げると我先に食らいつきに行って、少量の餌を大多数の群れで食いあさって、食べかすをその場に棄てて去ってゆくでしょ?
 無責任なマスコミにポイと餌を見せられたら、何処からとも無く現れて、我先に駐車場、社寺、料理屋へ並んで、周囲の住民に迷惑(渋滞、ゴミのポイすてetc)をかけて去ってゆく観光客のことを言う。

 綺麗な庭が見たい、美味しいモノが食べたいのはいいけれど、将棋倒しになっても不思議じゃないほど行列したら、お庭見てるのか、人の背中見てるのか解らないンじゃないの? それって「有名な所へ行きたかっただけ」であって、それって時間の使い方というか、休日の過ごし方というか・・・・・が間違えているとしか思えない。平素は仕事なり何なりで、疲れているのに、わざわざブランド詣でして疲れて満足するのだろうか? 折角京都に来たんだから・・・・であっちもこっちも移動する為に、カーナビも上等になったから駐車場もすぐ見つかるだろうと、でっかい自家用車で来るのだろうけれど貴方の大きな自家用車は、京都の狭い道では曲がれません。駐車場はあるけれど、貴方のために確保されているとは限りません。自家用車で来ることが、かえって機動力を落としていることがまだ解らないのかPRが十分なされていないのか? 観光地周辺の人々に迷惑をかけている事にまったく気づいていないからなおなお更タチが悪い。野良犬には人間の道理がわからないから仕方がないのだろうけれど、人間の姿をしているから性質が悪い。

 以前、観光地を「銭湯」に喩えた事があるけれど、再度くりかえす。休日のスーパー銭湯は大賑わいで待ち時間が二時間とか言われることもあるそうだ。心身をリラックス&リフレッシュする為に2時間も並んで待って疲れたら何しに行ってるのかわかりゃしない。そういう時に地元の銭湯なんかによると、狭いけれど自分だけしかいなかったとか、ほんの数名だったりすると得した気分にならない? 広いところでギュウギュウ詰めにされるのと、狭いところでゆったりすごせるのと、どちらの環境がゆったり心身をリフレッシュできますか? そんなの考える以前の問題でしょう。
 そりゃ綺麗な庭を見に来るなとは言わないが、なぜ拝観料を取られるのか考えて欲しい。綺麗な苔が生してる所、当然「侵入禁止」などと書かれていたりするそこへ「ドン」と脚立を置いて写真を撮るカメラオヤジ。ガム、タバコ(禁煙にかかわらず)を棄てる馬鹿。そいうう輩がいるから、拝観料を取って、庭などの整備に当てないといけなくなる(当然、管理者の生活もあるしね)造園屋さんだってお寺さんやったらサービスで・・・・なんて訳にゃいかない。観光客が増えるほど、庭園は痛み、その補修にかかる費用も高額にならざるをえないのだ。
 そういう意味では「苔寺」の対応はすこぶる正しいと思う。予約して3,000円は高いし面倒くさい! と思う野良犬をシャットアウトできるのだ。キチンと写経などの体験を組み込んでいるので仏教の教化活動もキチンと組み込んで本来の目的もキチンと果たしているし、お庭もゆっくりゆったり鑑賞できる。この付加価値が3,000円なら決して悪いものではないと思う。

 京都の料亭は「予約制」の所が多いンだよね。これって一見「お高くとまってる」ように見えるけれど、日程決めて電話一本で美味しい料理をゆったり楽しめる訳でしょ。お店としても仕入れが決まるし、ロスが少なくてすむ。時間的、空間的余裕ができるのでレベルの高いおもてなしができるので、付加価値が高められる。お店も高い料金が設定できるしお客様の満足度も高まる。双方にメリットがあるわけでしょ。当然、野良犬もシャットアウトできるハズなんだけれども・・・・・・

 船場吉兆さんが、なぜ手の付かなかった料理を次の客に出したり、賞味期限を改竄したりしたかを少し考えてみよう。料理のプロがそのような事をするのは、稼げるンだろうけれど、本来はプライドが許さないハズなんだよ。「勿体無い」と思うなら「まかない」で頂くこともできたハズだし、「あれ、今のお客さんなんでコレ残さはったんやろ? ワタシの味付けが悪かったんだろうか? 量が全体的に多かったんだろうか?」 なんて悩んで味見してみる対象にもなるので、常識で考えたら手付かずの料理を次のお客さんに出すということは考えられない。じゃあその常識を逸脱した行為に出た背景には、やっぱり「価値のわからないお客」がいたからではないか? とワタシは踏んでいる。

 素材を厳選して、持てる技術を凝らして作ったプロの料理の味がわからなかったり(地鶏とブロイラーなんて普通わかんないよな)手付かずになされたりすると、何の為にこだわったのかわからなくなる。仕事していて空しくなったんじゃないかな? 料理は「命」を頂くものだ。牛や豚、鶏、魚、植物の死体を人の口に入れやすく加工する仕事だ。食事は命に感謝して頂くものなのだ。それが、ないがしろにされたら・・・・・腹も立つよな。お客に説教する訳にもいかないだろうから、まさに猫に小判、馬耳東風の心境からあんな行為に走ったのだとしたら、同情の余地はある。

 京都はこのままほおっておくと「野良犬に社寺、グルメ」という新しい諺ができるかもしれない。なんとかしないと・・・・・・  


Posted by 淀の生頭  at 05:38Comments(1)日々是不毛

2008年11月23日

偽札だ!

  先日、夜勤さんがひっかかった。祇園で30~40歳代の女性が乗り込んで「大阪まで」とのこと。車内で「一万円両替お願いできますか?」ときた。ハイハイと応えるドライバー。お客を降ろしてお金を見直したら・・・・・だったそうです。
 粗悪な偽札だが暗い車内に加えて、運転中は確認の疎かになりがち。しかもお客さまを信用している訳だから、始末に悪い。しかも警察での事情聴取に約3時間も営業時間を取られてしまうので、たまったモノじゃない。しかし、この偽札、いくらか出回っているらしく、指紋も残っている。「知らずに使う人」はまずいないので、一次使用で見つかる訳だから、犯人の行動範囲は絞られる。

 ちなみにドライバーには保険で、運賃は返ってくるのだが・・・・・事情聴取に使った時間は返ってこないんだよね・・・・1時間に2千円の売上としても6千円の損・・・・・・・皆様もお気をつけて・・・・・  


Posted by 淀の生頭  at 07:55Comments(0)日々是不毛

2008年09月13日

残暑なんか嫌いだ!

 送り火が終わってしばらく涼しい日が続いたとはいえ、また少し暑さがぶりかえしたようだ。何を隠そう、私は大汗かきなのでこの商売が非常に辛い。いゃ今年は制服が、夏用になったので去年のことを思えばかなりマシなのだが、いかんせん消臭剤が週に1本レベルで消費してしまう日々なのだ。

 そう、体臭が気になるのだ。なんせ「密閉した箱」にず~っと座っているので、自分の鼻が室内の匂にすぐ慣れてしまい、どうなっているのかわからないのが怖いのだ。これだって度を越すとクレームになるもんなぁ・・・・・とにかく、厚い季節になると、朝からシャワー浴びて、殺菌効果の高い石鹸(薬用:水虫用などで全身を洗うのだ)から出勤。車内の冷房を最強にして走ったとしても、10:00頃には背中に汗が滲むのがわかる。しかもお客様によっては「私、冷えるから冷房を切ってください」といわれることもしばし。こうなると汗腺大解放、四方を鏡に囲まれた四六の蝦蟇のごとく、汗がだぁらぁ~だぁらぁ~ということに相成る。

 その後、消臭剤ふりかけまくりの、窓大解放および冷房最強モードにして換気&消臭。しかし・・・その効果が何分でどうなるのかなんて、わかったもんじゃない。次に何分後に仕事が入るかなんて、誰にもわからない。そんなときに限って保育園程度のお子さんを連れた方がご乗車される。小さい子は残酷だよぉ~思ったことを素直に口にするからねぇ~「なんかくさい」って平気で言う。親御さんも「しっ!」なんていっているのが聞こえる。これは辛い。・・・・

 まぁあと3年程度で辞めるつもりの会社なんだけれどさぁ、それまではあと2~3回は京都の蒸し暑い夏をこなさないといけないんだよなぁ・・・・・
  


Posted by 淀の生頭  at 07:05Comments(0)日々是不毛

2008年08月13日

夏なんか嫌いだ!!

 暑いぞぉ・・・・なんせ私ゃ人の3倍以上汗をかくので、夏の休日はほぼ裸で過ごしている。就寝中に気がつけばスッポンポンだったりすることも多々ある。まぁ見られて困るものでもないが、特にPRするものでもないので、写真公開はしないでおく。

 しかし、暑いからといって仕事中にスッポンポンという訳にはいかないのが辛い。幸いにも今年から夏服がシャツ1枚になたので、昨年までと比べると、非常にありがたい。加えて俗に「ニッパチ」と言うくらい売上が芳しくない。当然、それなりに揚がる日もあるが、揚がらない日の方が多い。

 先日なんぞバッテリーまであがってしまって、体力に加えて精神力までいかれてしまった。秋になったら観光の車でごった返すンだろうし・・・・なんかうっとうしいことだらけだナァこの仕事は・・・・・・・  


Posted by 淀の生頭  at 09:48Comments(0)日々是不毛

2008年07月04日

先日の「G8世界宗教者会議」

 これは6/27~28に開催されたものでして、「産経新聞や京都新聞」で記事を見かけた方もおられるでしょう。私は京都で開催された28の午後から,29日に参加させて頂きました。大まかにどのような段取りであったかと申しますと、26日夕刻までに海外からの参加者が大阪入り。27日は朝から全体会議の後、四天王寺やあいりん地区の視察を行い、三つの分科会に分かれて討議、のちウエルカムレセプション。
 28日は大阪発、奈良、京都の社寺を視察した後、午後から全体会議と分科会、そして夕食会、翌日は朝から分科会、昼食の後、全体会議で宣言文の取りまとめを行い閉会という段取りでした。

 分科会は A)『自然と生きる(Living with Nature)』  国際日本文化研究所教授 安田喜憲氏他  B)『民族と生きる(Living with Ethnic Diversity)』  広島大学教授 町田宗鳳氏他  C)『アフリカと生きる(Reckoning with Africa’s Problem)』国連UNITAR特別上席顧問 井上昭夫氏他とありまして、私はAに参加したのですが。。。。。かなり消化不良な結果とあいなりました。

 というのは、まずこの宗教者会議そのものが主催団体が二つあり、私は金光教主催の会議に参加(www.relnet.co.jp/g8 )もう一つの主催団体は立正佼成会が主催して北海道で開催なんだそうです。

 で神社の統括宗教法人である神社本庁とか神社本教は北海道へ参加、神社オンラインネットワーク(有志団体で本庁、本教のカテゴリーは関係なしhttp://jinja.jp/)から私を含めた3名が参加。
 それ自体はまぁ別にいいとして、こちら北海道開催された側は私が参加した会議の事を、「勝手にやっている」「神社本庁にも、神社本教にも関係ない」といろいろ言っていという噂を小耳に挟んでおりますが。。。こういう噂が小耳に入ることな何よりも情けない。

 どちらが本流でどちらが亜流なのかなんていうのは「水掛論」にすぎない。そういうレベルでしか物を考えられない統括宗教法人とはいかがなものか? そんなしょうむない事よりも日本の宗教界が足並みを揃えることができなかった事を反省すべきだと私は思うのですが、山の賑わいで参加した私が声を大にして言う事ではないでしょう。というか・・・内弁慶な人たちのレベルの低い争いに巻き込まれるのは面倒くさいので、これ以上のコメントはやんぺ。

 さて私個人の感想ですが・・・・環境問題に関して興味を持っているので環境問題の分科会に参加したのですが、これがまた情けない話で、なぜかWM(一応秘す)のエライサンが陣取っていて、司会者の安田喜憲氏と二人だけで「ガワガハ」と品なく笑う。各国の参加者が付いてゆけずにしらける場面もしばし。同志社大学の先生も本人に根回しなしで発言をさせて、「日本人は口先ばかりで実際に行動をあまりしていない」と、非常に共感できる話をされました(実際、鎮守の森を預かる神社が何処でどの様なことを行っているか事例があれば~との下心での参加でした)が、この下品なオヤジ二名は、事例も出さずそんなことは無い。みたいな話をするし、「牧畜をしなかった日本人は偉い」みたいな話でなんか「日本人偉い論」で終始し、シラケまくり。

 そうそう、モンゴルかな? 衣装で勝手にそう思ったのですが、例の「水の結晶」の写真集を信望してる人もおられたりしましたね。これはねぇ。素直な人ほど信じたい話というか、信じたいが故に騙される、しかも騙す側も真実だと信じているので始末が悪い話を持ち出しておりました。私がもう少し勇気があったら、この水の結晶写真集は、総ての実験結果が反映されているんじゃないんだよ。都合の良い結果を選んで本に載せてるだけなんだよ。とか、このWMと安田の下品なオヤジ二名対してブチ切れてどなりちらしてやろうかとも思ったのですが、日本の恥をさらす事になりかねないので、我慢に我慢。代わりに神主MLで吼えてしまった(笑)

 まぁとにかく、人は見かけによらないもので、いきなりアラブ人がメッカに向かってお祈りしていたり、民族衣装を着た人がむちゃくちゃ流暢な日本語や英語をしゃべっていたり(私ゃ日本語と火星語しかできない:笑)、NHKの宮田修アナウンサーが神職だったり(私とエライ違いだ)
環境宗教学を提唱されている兵庫県立大学の教授と名刺交換できたのが唯一の収穫かな?

 ちなみに、過日より「南方熊楠」に興味を持ってるンだよね。明治時代に環境問題(当時はそんな言葉は無かっただろうな)の観点から神社の合祀に反対して「宗教、民俗学」と「動植物学」との接点を作り出したとされるんだが、なかなか手元に資料が入手できない。(金もないし読む暇もないので、見つけた時に入手する」程度なのだが・・・・確か今、龍谷大学で展示をしてるハズ。

 時間がとれから、本日これから足を伸ばすかも???
  


Posted by 淀の生頭  at 07:21Comments(0)日々是不毛

2008年05月19日

修学旅行なんか嫌いだ!!!

 誤解の無いようにまず一言。決して小学生、中学生、高校生が嫌いなわけではない。「女子」と名前がつけばもう小躍りするくらい私は大好きだ。正直、結婚してほしいくらい好きだ! 加えて誤解のないようにもう一言加えると、私は決してロリコンではない!! 時々「こんなかわいい女の子が一緒にお風呂は入ってくれたら嬉しいな~」と妄想することがあったとしても、ロリコンではない! ちょっと自信ないけれど・・・・・

 こんな事書いてるとますます誤解されそうだなぁ~(笑) しかし、冗談はさておき、この修学旅行に営業車が多いときには、保有台数の1/3ほど取られることがある。そ~なると、ど~なるか?? 2/3の台数で通常の仕事をこなさなければならない。つまり、雨の日と同様、お迎え先が遠くなりがちになり、営業効率が悪くなることも事実。

 ありがたいことと言えば、時々、流しで中高生のグループが手上げで乗ってくれるこがある。特に女の子だった場合、アドレスを交換・・・・したくなる欲望を抑えて、サービスして? イロイロと話をして笑いをとって青春を思い出したりすることもまれにある。「お笑い」と「神社ネタ」は私の持ちネタなのでその気になって語りだせば千一夜でも語ってやるぜ(笑)

 しかし、修学旅行そのもの様変わりしてしまったのも事実。私らの時代、小~高校生がタクシーで観光してまわるなんて考えられなかったもんな。修学旅行でタクシーを利用するようになって一番楽なのは担当の先生方。私らの時代は先生が前で説明していても、必ず後ろのほうでイタズラするヤツがいるし、実際それが小~高校生の仕事だし(笑) 目が届かないところが出てくるのは事実。

 それをタクシーに割り振るとジャンボだと7名程度、小型で4名のグループでドライバーが面倒をみるので、目が届く範囲内。何か問題があればドライバーを悪者にすれば済む話で、先生方は「清水寺に○○時」みたいに場所と時間を決めてチェックポイントで人数確認するだけで、苦労も半減。

 私は以前書いたように、観光の勉強はそれなりにするけれど、観光の資格は取得する気はサラサラないので、めったに修学旅行の生徒さんを乗せることは無いのですが・・・・・・・以下、観光担当者から聞いたおちゃめな? 修学旅行談。

 「あんな、おっちゃん、僕ら『お寺とか神社とか興味ないし、先生にはうまいこと口裏合わせるさかいに、どっか面白いとこ連れてって~』」という男子高校生がいたりする。これはある意味健全な話でね。小~高校生くらいで「ポケモン博士」はいるかもしれないけれど、「仏像博士」がいたらちょっと嫌だ。
 しかしこのお仕事は貴方たち個人との契約ではない。学校とウチの会社の間に入った旅行代理店との契約であり、皆さんの要望にお答えするとウチの会社が「契約違反」で訴えられる可能性も出てくるので、ご要望にはお応えできかねますです。ごめんなさい。

 しかし、ご要望にお応えするのもそれなりに大変で、「せっかく京都に来たのだから~」とあっちもこっちも巡る計画を発ててくるグループもある。しかし、その計画は机上の計画であって、実際その通り車で廻れるのか? というと別問題。 

 生徒さんがご乗車されるとまず全コースを大まかに尋ねるのがセオリーとなっている。そうしないと、南へ向かって、北へ向かい、また南へ~なんて事になりかねない。要は移動時間を減らして、各訪問地での時間をなるべくたくさん取ることが求められる。

 訪問地での説明は標準で30分と見込んでも、広いところ、狭いところイロイロなのと、移動時間の目安があってない。事故なんか何時、何処で起こるかなんかわからないから、下手に引っかかって移動時間でロスしたりして予定コースを廻れないと・・・これも契約違反。下手に訪問先が多いと困ったことになりかねないし、あまりあちこち巡ることを考えると、結局、何処をどう廻ったのか? なんて印象が無くなってしまうんじゃないかという懸念もあるが、その辺は学校の方針であって、ワレワレ、ドライバーが四の五の言うことでわない。愚痴りたくなる気持ちもわかる。加えて、貸切料金の約20%が旅行代理店の取り分となっているので、ドライバーとしては痛し痒しだ。

 つまり、貸切料金で長時間の仕事となると、手堅い稼ぎになるものの、約20%もの手間賃を引かれるとなると、その魅力も半減。手間はかかるけれど通常の営業で手間賃なしで稼ぐ方が良い場合もないとは言えないのだ。(ただし、ピンボール状態に陥る覚悟はいるかもしれない)

 また「ご飯どうするの」と尋ねたら「○○ホテルのランチバイキング予約してます」「それいくらなん?」と尋ねると「2,500円」と答える・・・・確かに君たちにとっては「ハレ」の日、ハレの時間だ。グルメするのも良いだろう(酒も飲まんと料理の味が解るかぁ!!  しかし飲めとは言えないし、こっちも飲めないし・・・)しかし、われわれドライバーししては「ケ」だ。「日常の仕事」だ。昼飯に2,500円もかけて食うと、嫁さんに何言われるか解らない。(私にゃ嫁さんいないけれど・・・・・)

 言っておくが、私の昼食は「マクド」か「なか卯」かどこぞの「ファミレス」だ。最低条件は「駐車場がある」「500円前後で食える」であって、800円も昼食に使うと、罪悪感すら感じてしまうのに・・・・・こいつら稼ぎもせんと贅沢しやがって・・・・・・・

 あと、余談ではありますが・・・エピソードとして。

 某、四条河原町南西角にお勤めのレディー談:どこからどうみても修学旅行の女子高生がブランド物(バッグ、装飾品、化粧品etc)をガサっと買って、その場で清算して宅急便で自宅へ送るらしい。学校では「お小遣い」が多分決まってるのだろう。学校へ持ち込んでバレて叱られる事を思えば正しい判断といえよう。しかし、その出資元が気になる。

 仮説はイロイロあるが・・・1:お母さん、お姉さんからブツの確認を依頼されてお小遣いを余分に貰って購入。 2:自分がアルバイトをして貯めたお金で、ブツを購入(どんなアルバイトかは深く詮索しない方が花だと思う) 3:自分で仕入れてマージンのっけて地元で売る。

 そうかと思うと私の場合は、九条河原町の辺のラーメン屋で呼ばれて、ご乗車されたのがどっからどうみても修学旅行の高校生(男)、お供先は「河原町蛸薬師の靴屋」手にはカタログ雑誌がシッカと握られている。
 「えっ、靴屋さん? 修学旅行で靴買うの?」 失礼かと思ったのは言葉が口から出た後だった。
「僕ら田舎者なんです」と返事・・・・田舎って・・・・「どちらからですか?」「屋久島です」・・・・・

 確かに「島」だと品揃えは少ないし、サッカーとか野球とかスポーツしてるとスポーツブランドに目覚める頃だし、靴のおしゃれにもちょっと気になるご時世だ。加えて靴は足のサイズがメーカーによっても微妙に違ったりするのなので、自分の足を入れてサイズ測りたいのも本音。そうなると、こういう機会に買いたくなる気持ちもわからないでもない。

 しかし、男の子と女の子では「マセ方が違うなぁ~」と、しみじみ思う季節でもある。
  


Posted by 淀の生頭  at 21:32Comments(0)日々是不毛

2008年05月12日

GWなんか嫌いだ!!

 意外に思われるかも知れないが、GWは稼げない。それは、まぁ営業所の「立地条件」と「出庫時間」にもよるのだが、今年は軒並み昨年以下の数字しか上げられていない。まさか私だけが・・・・なんて思いがちだが、実は全体的に、昨年実績より低いのだ。

 特に私のチームは、朝5:30に宇治を出庫、お客様、休日の朝の早ぅからタクシー乗ってどこいくの? ちゅー話だ。そんな人は数えるほどしかいないし、ウチの車にしか乗らない人なんていないしね。

 私らのチームは、皆コースは違えども仕事を追い求めてドンドン京都市内へ向かってゆく。何かありゃいいけれど、何もないと、気がつけば北山とか鷹峰にいたりする。不毛だ・・・・・・・

 観光客が動き出すのは早くて8:00~、普通は10:00前後かな? つまり下手すりゃ5:30に出庫して8:00頃まで透明人間を乗せて市内をぐるぐる廻っていたりする訳だ。 せめて綺麗な、好みのタイプの女の子の透明人間だったらいいのになぁ・・・・

 いゃ、そ~いう不毛な話は抜きにして・・・まじめな話、ウチの会社は一応の「ノルマ」があって、そのノルマを達成するには平均して市一時間2,000円稼がないと達成できない。夜勤ならまだ何とかできる数字だが(夜勤は回数は少ない傾向だが、距離が伸び勝ちだし、深夜割り増しもある。但し、視野が悪い、ヨッパー客が多いなどリスクも多い)日勤では回数が勝負となる。

 いつしか売り上げ金額を乗車回数で割ってみたら、見事に平均して1,000円であった。つまり、ご乗車料金が580円であれ、5、140円であれ、1回のご乗車の平均金額は1,000円。実働時間は10時間なので、一時間に2,000円の売り上げ、であり2回以上、ご乗車頂くことができればければ目標は達成できない。

 下手に一時間、二時間と透明人間を乗せているとノルマ目標達成が大きく遠のく。加えて4:30の入庫時間に向かって京都市内から南へ向く際に実車になることなんぞほとんど無い。つまり帰路はほぼ確実に透明人間様がご乗車されるのだ。(実際に帰路に仕事が当たるのは、3ヶ月に1回ぐらい)

 売上が即、給与に跳ね返る商売。経験と運がモノを言う世界とはいえ、この業界はもう、需要過剰なんじゃないか?
  


Posted by 淀の生頭  at 07:02Comments(0)日々是不毛

2008年04月19日

雨なんか嫌いだ・・・・・

  この「稼ぎ業」は世間では「雨が降ったら儲かる」と思われている。実際、他社はきっとそうだろう。いわゆる「傘がわり」に乗る人が増えるからだ。しかし、当社は違う。GPSでの配車が元々多いことに加えて、「傘がわり」の手上げが増える。しかしそれ以前の問題として、今は「修学旅行」のピーク。常時100台前後の車が修学旅行用に貸切されているので、大雑把に言えば通常800台での稼動が700台の稼動になる。加えて上記の事情で「実車率が上がる」となるとどうなるか?

 GPSでの配車の際に、「お迎えの距離が長くなり、お供の距離が短くなる傾向」が強くなる。タクシーは「距離を走っていくら?」と思われがちだが実は「時間でいくら?」の仕事なのだ。なぜなら、ドライバーは出庫時から入庫時までという時間の縛りがあるのであって、そのうち何時間乗車していただくのか? が勝負なのであって、距離は後からついてくるのである。事実「観光などでの貸切」は時間換算である。

 一昨日の雨の日はえげつなかった・・・・・・上記の条件が見事に当てはまり、七条新町から六道珍皇寺までお迎えに向かったり、国道十条から稲荷駅までお迎えに行ったり・・・・当然、道は混むし、時間指定はなされている(それで1メータだったりする)ので、正直、稼ぎにならない。

 私は毎朝、AM5:30ni出庫するので11:00までに休憩することにしているのだが、休憩できたのが13:30頃だ。しかも無理やり入っ てきたGPSを「ボチボチ飯くわしてくで~」と頼み込んでとった休憩である。16:30には入庫する私だ、しかも営業所が南の果てなので、市内からは60分程度は見込まないといけない。
 ドライバーの60分以上の休憩は国土交通省からの指示であって違反すると査察が入った際にえらいことになる。つまり私の場合、どんなに遅くとも13:30頃から休憩を取っておかないと、国土交通省の査察に引っかかることになちかねないのだ。

 飯くってさぁ・・・・と思って車に戻るとGPSの画面に「休憩解除してGPS配車に協力してください」とのメッセージが入っている。コールセンターに怒鳴ってやろうかとも思ったが・・・・「すんません」の一言で終わるのが目に見えているのでやんぺにした。

 タクシードライバーは喫煙率が高いといわれるが、それも頷ける話だ。ストレスたまって仕方ない・・・・・・こまで書いたら何処の会社かわかっただろう(多分)  


Posted by 淀の生頭  at 07:05Comments(0)日々是不毛

2008年03月29日

桜なんて大嫌いだ!

 ど~でもいい話なんですけれども・・・・・

 春である。 春といえば何故か桜である。個人的には桜より梅のほうが好きなのだが、なぜか世間一般では桜だ。
そして、全国各地、いや世界中から善男善女が京都詣でにやって来はじめる季節である

 やっと売上が上がる季節になった反面、渋滞する季節でもある。「手上げ」を狙うためには「人ごみ」の中に入り込まねばならない。しかし「人ごみ」=渋滞でもあるので、スンゲーうんざりするのも事実。

 サクラの「サ」は稲の魂をあらわす言葉で「早苗」「早乙女」の「サ」と同義。つまり、田植えの時期に、山から水とともに下ってくる「稲の魂」であって、その息吹を山の桜に見出し、神との供応=直会としての饗宴がその起源であるてなことを言ったのが折口信夫だったと思う。

 しかし、それなら地元でするのが筋であってわざわざ京都へ来る必要はない。というか、地元でおこなう事だ。加えて実際には花見と称した野外宴席であって、花なんか見ているはどれだけいるんだろう? 社寺の桜だってそうだ、さすがに御座を広げられる場所は少ないンだろうけれど、行列してきて花みてるのか? 他人の背中見てるのか? 果たして疑問である。

 それでいて、まぁ仮に「きれいやね~」と思えたとしても、境内から三歩もあるいたら忘れてるンじゃないのかい?

 ウチの境内にもそれなりに桜があるが、一部は前から生えていた木を切ってまで植えたもの。これは私の意志ではない。ご近所が「植えたい」といってそうなってしまった。 まぁ気持ちはありがたい。しかし、潜在植生というものがあって、どこもかしこも「桜がいい」と言うわけではない。加えてワザワザ今、がんばって生きている木を切ってまで植えるものか? と思うと「なんだかなぁ~」と感じてしまうのは私だけなのか?

 で、まぁその桜を人が見にきたとしましょう。ウチの社もそれなりに桜を見に来る人はいないではないのだが、そのマナーが問題。境内には駐車できるスペースはあるが皆、お構いなしで参道前の「ど~ん」と置く。あのね、自分の家の前に赤の他人がど~んと車を置いたら気分悪いでしょ? なんでそ~いうことを平気で行えるのか? 私には理解できない。加えて飲み食いした後のゴミをそのへんにほかして帰る。 あんた、それ誰が拾うっていうの? 観光客がお金を落としてくれれば多少なりとも活動経費なんぞの足しにならんとも限らないンだろうけれども、お生憎な話に、ウチはコンビに一つない田舎だ。ゴミが増えて地元が困るだけ。それでも行政は「観光誘致」をがんばってるが、これはゴミを増やす政策にほかならない。

 そりゃ~中にはキチンとゴミを持ち帰ってくれる人もいるンだろうけれど、一人でもお馬鹿な観光客がいたら、観光客全部が馬鹿に見えるンだよね。

 私ゃ観光の勉強をする事も考えてこの「稼ぎ業」に就いたンだろうけれど、それなりに京都検定の勉強はしているンだけれど・・・社内の観光の資格はとらない事にした。だってねぇ、お馬鹿な観光客に京都を案内するって~事は、親父が娘(処女)をヤクザに差し出してるのといっしょのように思えてしかたがない。そんな親父はダメ親父だ。

 おっと、今回はタイトルが正確ではなかったね。
 正確には「桜目当ての観光客なんて大嫌いだ!」ですね。

めでたし。めでたし。
  


Posted by 淀の生頭  at 11:50Comments(0)日々是不毛

2008年02月25日

雪なんか嫌いだ

  あの~ ど~でもいい話なんですけれども・・・・

 そりゃ~観光客は「雪の金閣寺きゃ~きれい~」で済むよ。私だって仕事サボって、温泉つかった後に、雪の降り積もる坪庭なんぞ眺めながら湯豆腐で熱燗としゃれこみたいよ。昼酒は男のロマンだもんな。

 でもね、早朝の路面は凍結してるんだよ。昨日の朝、奈良方面から出勤している同僚は、R24の玉水橋と山城大橋の間で木津川に車が落ちていたのを目撃した。 東山トンネルでは山科側から東山区へ出たところで車が数回転して動かなくなったらしい。極めつけは観月橋で炎上した。 きっとこんな派手な事故が目立っただけで、あちこちで「コツン・ゴツン・ガン」程度の事故は無数にあったんだろうな。

 先週の朝もすごかったぞ。九条山、外環状線の観月橋高架、大岩街道で事故でおおわらわ。やれ原谷、比叡平と命懸けともいえる配車が多く、対応できない。そりゃ仕事をサボるつもりはないが、命あってのもので、お客様と一緒に事故ることを思えば仕事から逃げることも身を守る方法の一つだ。私ゃサボることもできず、外環状線の名神高架から津知橋の油小路へ向かっていた。通常なら20~30分のコースが約2時間かかった(泣)

 そんななかっでも手上げで花脊まで行った剛の同僚もいた。1mは積もっていたらしい。雪山で「寝たら死ぬ」のは八甲田山だが、花脊峠では「止まったら後ろに滑る」らしい。はっきりいってあんな狭くて蛇行した急向背の坂じゃ、スリリングなことこの上なしだ。
 お客様いわく、「4~5台の車に断られました」さもありなん。去年は雪が少なかったので、今年も大丈夫とタカをくくってスタットレス履いてる車、今年はちょっと減っている。

 実際、営業車も数台、あちこちで「コツン・ゴツン・ガン」程度のことをしてしまっている(私じゃないよ)。
 ちなみに、私は昨日、生まれて初めて車のフロントのバンパーにツララができているの見た! 3~5cmはあったぞ! 要はラジエーターで溶けた雪が水になって滴り落ちるときに凍ってできるんだ。この歳になってツララに感動するとは夢にも思わんかった。

 雪こんこんにも困ったもんだ。というか、無謀のドライバーが多すぎるンだけどね。そんな、路面が凍結してることを前提で走らないと事故るの目に見えてるじゃん。車も無謀だけれど、自転車を含む二輪も無謀だ。路面状態が悪いのに、バランスの悪い乗り物を使うと転倒するのは目に見えている。加えて道路の白癬やマンホールの蓋など、バナナの皮のフリした奴らが路上でおいでおいでしてる。ツルて滑って転んでアイタタタで済んだらドリフのギャグで済むが、路上でアイタタ~と言った尻から車がスリップして突っ込んできたら目も当てられない。それでも悪いのは車になるんだから、車側はたまったもんじゃない。

 車間距離とっていても、ブレーキ踏んでから何mで止まれるかなんて、神のみぞ知るだ。加えて自転車なんぞ「傘さして」走っている。ただでさえ路面条件が悪いのに、片手で物もって、この春一番がぴ~ぴゅ~吹くなかをだ。

 大胆不敵なことこの上ないぞ。ウチの営業所じゃあ出入り口のガラス戸が割れた。別に私が頭付をかました訳ではない。自販機用のゴミ箱が飛び、看板が踊る風だ。傘さし自転車に転けるなと言うほうが無理だ。なのに、そのような移動手段を選択するのは何故だ?

 自転車にしろ、車にしろ、「運転」をなめてかかるとろくなことにならないよ。自分だけで済む事故、一方的に相手が悪い事故なんて、めったにないんだからね。

 まぁ昨日の雪で、今年はもうおしまいだと思うンだけれど・・・・肩こってしゃ~ないわ。

 と、いうわけで、今回もめでたし。めでたし。  


Posted by 淀の生頭  at 05:18Comments(0)日々是不毛

2008年01月01日

「お正月 坊主が二人で 和尚がツー」

↑これは、お約束である。

 今年の大晦日は、寒かった。そのせいか大晦日の参拝は、少なかった。私の仕事とは、大晦日の夜の除夜祭のご祈祷、一晩限りの巫女さん(地元女子大生2名)の後ろで参拝客の接待の補佐役(お神酒の用意、お下がり・授与品の補充など)社務所で仮眠をとって(て言っても地元中学生が、深夜まで境内で騒いでいた。加えて早朝からもそれなりに参拝客もくるので、まともに寝ていない)朝からの「祈年祭」の接待。そして午後から帰宅して再度、仮眠。ンで明日、社務所から直接、仕事に出られるように用意して今、社務所にスタンバイしている。

 社務所で、店番つったって接客するのではなく、お供えなどがイタズラされないようにする為の店番である。

 例年なら今の私の目前には、美酒とおせちがあって一人酒盛りとしゃれこむのだが、ことしは「おせち」がない。いゃ正確に言えば「おせちの各パーツ」たる「イクラ・数の子・伊達巻・筑前煮・かまぼこetc]は冷蔵庫に存在するが、重箱には入っていない。
 もっと言うと、ウチの家が神職するようになってからは、餅はついても「雑煮」はなし。(かわりべんたんで境内にあがるので、家族全員が家で顔をあわせることはない)年越し蕎麦にいたっては、私の朝食(兼昼食:流行の言葉でいゃあブランチーやつか?)だったりする。

 で、とにかく先ほど「冷や飯×100均で買ったチャーハンの元」で腹を満たして私は、今、何の楽しみも用意せずに社務所に一人で居る。かわいいオネーチャンが隣に居るわけでなく、うまいものがあるわけでもない。コタツの上には古老柿とみかん、祈年祭の直会に用意して余ったカワキモノ。酒はあるが明日の稼ぎの都合上そんなに馬鹿呑みできるわけでもなく、あんまり飲む気にもなってないので、とりあえずブログを書いてみたりする。

 つまり、新春から人間の三大欲望である「食欲・性欲・睡眠欲」が何一つ満たされないのである。加えて不毛なことを書き連ねると、今年授与品として新しく「恵比寿・大黒」の飾り物、「目なしダルマ」「カエル六福守護(携帯ストラップ)」を私の責任で用意したのだが、どれ一つ動いていない。不毛だ・・・・・

 そ~いうわけで、私は今、まさに正月早々不毛の四重奏状態に襲われているのだ。ど~だうらやましいだろう!!!

 さぁ明日から稼ぎ業に入る! ぼちぼち安い酒ぱっぱと飲んで、ちゃっちゃと寝るべ!

とりあえずそ~言うわけで。
今回もめでたし、めでたし  


Posted by 淀の生頭  at 19:32Comments(0)日々是不毛