今年も文化財ドッグ訪問。

淀の生頭

2011年03月09日 05:44

 昨年は舞殿の修復相談で訪問。それりにアドバイスはもらったものの、まずは「神輿」の台をつくらないとと言うことで、修復は延期。地元の業者に見積もりだけ依頼。その額1,000万なり(笑) 当社の年間予算をはるかに上回る数字だ。笑うしかないよな。

 しかし内容をみると、崖っぷちをコンクリで固めるところからのお話になっているので、素人目にみてもそれぐらいかかっても仕方がないというのはわかる。重機も多分はいらないからね。色々と出入りの業者さんに意見も聞くが、安上がりな方法として①まず、雨水を逃がす溝を作る。②崖っぷちから土砂が流れないように、尚且つ足場の地盤の底上げをする。③舞殿そのものを修復する。の三段構えでの修復工事となれば、多分なんとかなるだろう。と思うのだが、やはり同じ工事を依頼するにしても、同じ工法でで見積もりをもらって、そこで合わせないとフェアじゃないので再びそのへんの相談に話を聞きに行く予定。

 加えて、以前から気になっていた木製狛犬の修復に関しても尋ねようと思い簡単に資料を作成した。と言ってもサイズ測って写真を三法から撮影しただけだけれど。

 本殿の向かって右の木製狛犬が(時々、京都府指定の重要文化財の獅子頭と間違われる)破損してしまって一応、パーツが残ってはいるのだが普通に木工用ボンドでいいのかな? 多分良いだろうとは思うのだが年代不詳なのよ。

 本殿の京都府の重要文化財なのでひょっとして、素人考えて同年代と推定できなくはない。そうすると、それこそ素人が木工用ボンドでピタ、とするとちょいと恐れ多すぎるのではないかい? と念のため相談に伺う予定。下手したら室町までさかのぼるもんね。

 とりあえず、簡単な資料はできた。あとは、当日のお話次第。

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