雨なんか嫌いだ・・・・・

淀の生頭

2008年04月19日 07:05

  この「稼ぎ業」は世間では「雨が降ったら儲かる」と思われている。実際、他社はきっとそうだろう。いわゆる「傘がわり」に乗る人が増えるからだ。しかし、当社は違う。GPSでの配車が元々多いことに加えて、「傘がわり」の手上げが増える。しかしそれ以前の問題として、今は「修学旅行」のピーク。常時100台前後の車が修学旅行用に貸切されているので、大雑把に言えば通常800台での稼動が700台の稼動になる。加えて上記の事情で「実車率が上がる」となるとどうなるか?

 GPSでの配車の際に、「お迎えの距離が長くなり、お供の距離が短くなる傾向」が強くなる。タクシーは「距離を走っていくら?」と思われがちだが実は「時間でいくら?」の仕事なのだ。なぜなら、ドライバーは出庫時から入庫時までという時間の縛りがあるのであって、そのうち何時間乗車していただくのか? が勝負なのであって、距離は後からついてくるのである。事実「観光などでの貸切」は時間換算である。

 一昨日の雨の日はえげつなかった・・・・・・上記の条件が見事に当てはまり、七条新町から六道珍皇寺までお迎えに向かったり、国道十条から稲荷駅までお迎えに行ったり・・・・当然、道は混むし、時間指定はなされている(それで1メータだったりする)ので、正直、稼ぎにならない。

 私は毎朝、AM5:30ni出庫するので11:00までに休憩することにしているのだが、休憩できたのが13:30頃だ。しかも無理やり入っ てきたGPSを「ボチボチ飯くわしてくで~」と頼み込んでとった休憩である。16:30には入庫する私だ、しかも営業所が南の果てなので、市内からは60分程度は見込まないといけない。
 ドライバーの60分以上の休憩は国土交通省からの指示であって違反すると査察が入った際にえらいことになる。つまり私の場合、どんなに遅くとも13:30頃から休憩を取っておかないと、国土交通省の査察に引っかかることになちかねないのだ。

 飯くってさぁ・・・・と思って車に戻るとGPSの画面に「休憩解除してGPS配車に協力してください」とのメッセージが入っている。コールセンターに怒鳴ってやろうかとも思ったが・・・・「すんません」の一言で終わるのが目に見えているのでやんぺにした。

 タクシードライバーは喫煙率が高いといわれるが、それも頷ける話だ。ストレスたまって仕方ない・・・・・・こまで書いたら何処の会社かわかっただろう(多分)

関連記事