京つう

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2011年01月09日

ありがた迷惑な話

ウチの氏子さんで週に数回、境内の掃除をしてくださるおばさんがいる。

 ウチのお社はいわゆる「小山」なので掃いたしりから草木の葉や枝がパラパラ落ちるのはご愛嬌。
 昼間はカラス他、野鳥がそれなりに、夜はオオバズクがボーボーと自己主張をする。
 つまり、野鳥の餌の対象もそれなりに生活している訳よ。

 加えて、この秋から冬にかけて、(多分)和束、宇治田原界隈に巣くっているサルの群れから離れた奴が1~2匹、境内の周辺で見られる。

 私とて、二束の草鞋を履かないと生きてゆけない訳なので、常時お社にはいられない。
 というか、いる時間の方がすくないのよね。

 なので、境内や参道を掃除してくださること自体は非常にありがたい。

 しかし、困ったことにこのおばさん、参拝客に「あんたも少し掃いて行き」と顔見知りの人が参拝に来られたら薦めるのだ。

 参拝に来られる方は「参拝」のための時間しか用意していないのよね。皆さんそれなりに「段取り」がある。
 
 その段取りを無視して、そこでそんな風に言われると、気が悪いのよね。
 加えて「お願い」を通り越して「強制」の域に達した物言いなので、参拝者の足が遠のいれいるらしい。

 昨日は太夫講のご祈祷があったので、本殿掃除して、ご祈祷しやすいように戸を開けて、足元に戸板を引いて用意万端にしておいたのよ。

 そうして、社務所の用意をしていると……そのおばさんがうろちょろする姿が見える。
 こちらも、段取りがあるしうっとうしいので、声かけづにほおっておいたの。

 そうして、いざご祈祷で参進したら、ご丁寧に戸板を片付けて本殿の戸を閉めてくださっていた。

 他に人の姿はみていないので、このおばさんの仕業以外の何者でもない。

 そりゃあ善意でしてくれてる事だと思うよ。

 でもねぇ。結果は迷惑この上ないのよ。

 今まで数回、注意したことあるんだけれどねぇ。
 もう、それが、習慣になっているんだろうねぇ。

 そ~言えば町が「地域への貢献者」を表彰したときにこのおばさん名前が入ってなかったのよね。
 そのときなんで私表彰してもらえへんの宮さん掃除してるのに。なんて内容を話していたことがあるそうな。

 純粋な奉仕であれば感謝もできるけれど……ねぇ。

困ったもんだ。


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Posted by 淀の生頭  at 21:17 │日々是落涙