京つう

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2010年10月12日

呑むのも仕事のウチなのよ……

そ~言うわけで、無事例祭終了しました。

初日は雨の心配もあったのですが、カラリと晴れてなにより。

朝から百味献撰の後、宮衆のお祭り。その後、直会。今年は「カラオケ」が導入され大盛り上がり。

 ある意味はた迷惑だが…… しかも、バンバン飲まされる。

 そんなに、飲まされたら宮座の祭が危ない。なんせ本殿へ上がる階段は急なので、素面でも足踏み外すンじゃ~ねーかと思われる。そこを酔っぱー状態で登るなんぞそんな無謀な勇気は私には存在しない。もし転んで病院に送られでもしてみろ。夕刊で世間様の物笑いの種になるだけじゃないか。

 座の準備を口実に席から逃げる。そうこうするうちに巫女さん登場。

 実はOL一年目の別嬪さん。

 宮座のご祈祷は9件。例年は10件だったのだが、1件解散してしまった。
座の運営に神社側は文句を言えない、言わないのが筋なので言わないが……残念といえば残念。

 そうこうするうちに1件目が到着、宮座1件につき女の子のお稚児さんが二名。上は小学生6年程度、下は2~3歳くらいまで。かわいい。けど、さすがに私は写真は撮れない。なんせ、こっちが両親から「置物扱い」で背中からレンズを向けられる側だもんね。(笑)
午後1:30頃から午後5:00頃までかけて全てご祈祷終了。

初日はこれで終了。私ゃその足でスーパーに買出しした後、社務所の炬燵布団で寝る。
一日で10件のご祈祷は疲れないと言えば嘘になるが……翌日は「御神輿」と一緒に集落をぐりっと一周あるかにゃならん。

この程度じゃ~へこたれていられない。

 そういうわけで、その翌日は朝から例大祭。

今年は問題なく終了。昨年かましてしまった「そそう」も今年はクリアして、順調に終了。

直会で嫁はよもらえと氏子さんから突っ込みいらられながら、次の準備で~と称して座を逃走する私がいたりする。

正直、御輿巡幸はセッティングが単純なので準備はすぐ済む。問題は子供達だ。

 昨年度までの反省を受けてお御輿に台車をつけて引くようにした。これも少子化の流れプラス塾なんぞへ子供が流れてしまい、御輿の担ぎ手である子供の参加数ががさっと減ったせいである。
 そして、御輿を大人の手作業で御山から担いで下ろして、山下の倉庫に隠してある(秘密基地みたいだな)台車とドッキング。ここまでくればロボットアニメと大差ない(笑)

 そして道中、子供の元気がないこと。声一つださない。そして門祝いの際、子供はすぐ休憩用のお菓子に群がり、御輿を担ぐのは大人だけ。なんじゃそりゃ~という話。なんか巨大な電車ごっこに似てすごく違和感ある。

 マナーの悪さでは母親も負けていない。

 社務所番をしていた母の所へ数名の母親「あ~暑くて歩いてられへんわ~」と言いながら子供を歩かせたまま自分たちは退避。そうしてまだ子供に割り当てるお菓子も届いていないのに、お菓子分配用のビニール袋を割り始める。

 そんな早くからそんな作業されても風でビニール袋が飛ぶから~と母がいさめると「あたしら何にもしてへんみたいやし~」とお構いなし。

あんたら本当に何にもしてへんやん……そのままねそべって電話「おばぁちゃんが子供見てくれたら白木屋いけるし~」なんてだらだら。お菓子を割るにも「保育園にも分けたいし」と母の言葉も聴かず、自分たちの子供と自分たちの分だけを用意して配る。

 これ、実は他に氏子総代、保育園など他にも分配するところがあるのに主催者側の意思を無視して勝手な振る舞いするので、もうなまず母激怒。 まぁこの親しにてこのガキありと言うところか。そして「あんなん嫁にもらったらあたしやったら耐えられへん」と、未だ居ない架空の私の嫁が、そんなんだったら困ると、わめき散らす。それを姉がいさめる。

 全ての母親がそうでないにしろ、そういう人達はいつでもどこでも群れをなすんだなぁ~ としみじみ。

 「それは嫁が来てからの話でぇ……」肩身狭いよなぁ~俺。

 それでもまぁ大きな事故なく、無事お社に戻る。そして直会兼ねた反省会。

 子供のマナーの問題、直会に参加したのが予想の約半数、熱心に来てくれるお父さんに話を聴くと、PTA役員は秋が少し過ぎて引き継ぎされるので、当方が案内を持って行く際には古い名簿が使われている。

その為、「私の名前で着てないしいかへんわ~」とか「私もう約終わったしいかへんわ~」と言った類の逃げが発生しているらしい。もっと言うと子供の数が少ないので何かと役が当たるので、少しでも逃げたいのが本音らしい。

 田舎でも最近はいわゆる「モンスタうーペアレンツ」という輩がいるようで、先生方は子供と「友達」なわけで注意できないらしい。下手な事言ったら親がねじ込んでくるそうな。なので学業ができないと「塾」へ行かせてくださいと先生が言うらしい。そこまでくると職務放棄じゃないのかい?

 そういうのを見てるとなんか、子供は自分のペット扱いで「かわいいしいいか」で終わっている。そんな風に育った子供が将来どんな大人になるか。マイナスのスパイラルに落ち込んでいるのが手に取るようにわかるのよ。そんな馬鹿な家系はいずれ犯罪に走る。(泣)

 昔の先生だったら「ワシがきちっちり教えてるから塾なんぞ行かんでいい!」と怒り一部私立などを目指したい子供が塾へ行くのであって、補修の為には塾なんか行かなかったのにねぇ。

 しかし、中には張り切っていたのに案内状が他の名前でt度いたし~とかで、いじける親もいたと聞くから事情は複雑だ。

 来年の御輿巡幸の課題は「子供のマナーをよくする」こと。まぁ、これは私たちもヤンチャしてきた道のりなので赤面する部分もあるのエラソーな事は言えないけれど、社会教育の側面も考えていかないとねぇ。

 しかしまぁ……マナーを習っていない中途半端な母親にはうんざりする。その母親をそんな風に教育したのは誰? っていう話もあるんだけれど……

 加えて、少子化の原因は育児の負担が女性にかかるなんてもっともらしい事、ニュースでいうけれど、「育児=負担」な訳?
 負担と感じた瞬間から「愛情」は消え去っているんじゃないかい?

 そんな親子の関係が、生まれたときから成立していたら、親子間で殺し合いに発展しても不思議じゃないわな。

なんか、今年は不毛な社会の一端が見え隠れしたお祭りでもありました。
 
写真は……Iphonにした記念に少し遊んでみた(笑)
呑むのも仕事のウチなのよ……


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Posted by 淀の生頭  at 12:08 │日々是落涙