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2010年09月19日

宅配屋奇譚(2/3)……六地蔵ネットスーパー編

 昨年9月末頃だっただろうか?
 馬鹿軽から「仕事あります」との事で呼び出しがかかった。これも、週1ほど「仕事ど~なってんねん」と突付いた成果である。突付かなかったらたぶんほったらかしだ。
 仕事内容は上記の通り。集まったメンバーは8人程度。その場での話では1日8千円程度との事。

 1日8千円じゃぁ正直ちょっと低い。車持込ガソリン自腹。だったら1万円は欲しいよな。しかし仕事に文句言ってもないよりはマシ。話を受けることにしたが、そこには「選考」があった。大本の大手運送屋が気に入らない運転手を撥ねるらしい。

 堺まで研修に行ったよ。毎日11時頃から、2時間で五件ほど廻る×4回で一日終了。コンテナに詰められた商品をカーナビと住宅地図で目的地へ赴いて納品。場合によれば代引き清算。その際ドライバーに「数字」の話はするなと注意される。給与の「相場」が違うらしい。

 で、その研修で人数が半減した。「挨拶がまともにできない」「いらんことしゃべりすぎ」といった人が撥ねられたのだ。で実際6名がレギュラーメンバー。

 そしていきなりシュミレーションなしで開始当日。カーナビを買わされてカーナビで宅配に走る! 住宅詳細地図は一応用意されていたけれど、車に用意するタイミングを失って積まずに……それで、正確な宅配ができるはずがない。

 事前に1日2日ほどシュミレーションできていたら、話は別だよ。ぶっつけ本番でナビだけで正確な宅配ができるわけがない。実際、当日はそれなりの盛り上がりを見せて、遅配しまくりだったような記憶がある。

 なんせ宅配エリアは東京のエライサンが机上の理論で組んでいるらしい。大雑把に言えば北は山科駅、東は山科の果て。南は宇治市内、西は堀川通りで八条口で西へ曲がって本町あたりまで。結構広い。まぁ車の台数と締め切り時間を兼ね合いして件数を調整はしていたみたいだけれど、最初の一週間はどたばたでした。

 それをMAX6台で走る。ピッキングが早くできれば遠方から、遅ければ近場から納品に走るのだが……とにもかくにも頼りにならないナビを頼りに、開口一番のピークが過ぎるまで走ったよ。そして一山超えた頃、話を馬鹿軽に持ってきたまとめ役の男が言った。

 1件につき200円台の数字を……200円でも299円でもなかった記憶はあるが……240円程度だったと思う。

 1回の配達で最高で8件程度、それ×3回がMAXとなる……5,760円………あくまでもMAXだよ。
 平均すると1日約4,000円台の数字。最初の半額じゃん……その数字で日本人、生きてゆけるの??

 ここでぶち切れて翌日から出勤しないと言うのも手だよ。しかし、ここでケツまくってやんぺにしたらまた次の仕事を探さないといけない。そんなもん何時見つかるねん。運送屋は契約違反だから良いとして、スーパーには迷惑をかける……Win-Winの関係がとれない。

 ここは少し大人になってとりあえす「今」は素直に仕事して、新たな「行きく先」がめっけたらポイと移ってやれ。ゲーム理論の「囚人のジレンマ」で「相手が1回裏切れば、こちらも1回裏切る」のがセオリーだ。

 そういう訳で、虎視眈々と「裏切るタイミング」を推し量ることにした。そ~して、翌年2月末までの間。どがちゃがありましたよ……ホントすべて書いてると100年経っても書き終えられない。

 えっ? なんでいきなり取り分が半額になったってぇ???
 これ、運送屋の業界(だけじゃないだろうけれど)要はいわゆる「いっちょかみ」が増えすぎた事にある。

 つまり、大阪の店舗に入り込んだ「下請け」がその上から「京都でもやりたいけれど、あんたとこツテない?」と聞かれて探して探して探して繋ぐ間に「いっちょかみいゅちかみいっちょかみ」とリレーして、ワタシの所まで繋がった訳だ。

 中間の「いっちょ噛み」が増大してしまったことによる。(一部一緒に走る奴もいたが)予算上限は決まってる。上流からピンピンピンと撥ねりゃあ、末端の現場の数字が凹んでいく。

 まぁ、当たり前ちゅあ~当たり前だ。しかしそのままだと現場のメンバーの休日も売り上げもなくなってしまう。「仕事がないよりマシ」という人しか残らない。言い方代えればれば「ここより酷い仕事はない」訳で、他の仕事が見つかれば出てゆきますよ。現状の手取りの数字では、追加人員の募集もままならない。つまり、中間のピン撥ね太郎達をなんとかしないといけない。
 誤解のないように念押ししておくけれど、これはスーパーの問題ではない。あくまでも下請け運送屋の問題。

 そこで、血肉を削るピン撥ね太郎5名の間で「悪態合戦」が発生する。要は「中間管理職もどき」の間でのサバイバルでしかない。互いに「毒舌、イケズ、足の引っ張り合い」という情けない結果とあいなる。

 そりゃそうだ。最初の「数字」は、雲散霧消して結果として「半額」の数字しか出せないと、兵隊さんは何時ケツまくるかわからない。(実際、ワタシはケツ捲くった@笑)それで人員が1名凹めば配達そのものが、どうなるか解らない。そんな綱渡りのの中での仕事だつた。飯食う為に仕事にゃでるが、気持ちいいものではない。

 ワタシも多少まきこまれて、一事「門真便」に島流しにあった事がある。そのころは まだ馬鹿軽連に名前を残していたので、あくまで「運送」の現場だよ。スーパーのネット担当者やその他諸々の方々とは(表向きは)ノートラブルだよ。そりゃ重箱の隅を突付けば、「ボタンの掛け違い」程度のズレはそれなりに見え隠れしたのは事実。

 そうして血肉のいけづバトルの結果、ピン撥ね太郎が一人抜け、二人抜け、で……一度「撥ねられた輩」が再起したり……そういう血肉の現場を見た兵隊は、それをどう思うか??? 次はわが身と思っても不思議じゃないでしょう。そうどっちに転んでも、何時までもいられる職場じゃないと言うことなのよ。

 そういう情けない現場とは金鳥サッサと、おさらばしよう。と思って虎視眈々と我慢してたたのよ。すると京都の南で「宅配屋」の求人をチラシで発見。もう即、面接に走る。ほぼ即採用。

そうして、見事めでたく馬鹿軽連と情けない勢力争いの抗争から脱出できました。

その「採用されました&六地蔵ドライバーやめます」発言した時、快感でした(笑)

 各位、いままでありがとう。と、一言いった時……連中がブリブリ怒って文句たれた時の表情。

 いゃ~いい顔でした(笑)悪態つかれました。でもね。負け犬の遠吠えにしか聞こえないの。いくら自分達を正当化しても「口約束」も約束で法律に照らし合わせれば、詐欺で訴えれば勝つのはこちら。そりゃ、上っ面では「ハイすいません・ハイ。ハイ申し訳ございません」で終始したけれど、お馬鹿な環境から抜け出せたのは私。百年分溜まった便秘を一気に排泄したような快感だぜ。。

 いきなり辞められて困るのはあんた等。気持ちは解るが、先に裏切ったのはそちら。私はそれに反応しただけ。暴力沙汰になったら、我慢してどつかれる覚悟。どっかれたら数百万円は請求できたのに……(笑)

 まぁそんなこんなで、無事「京都南」の「宅配屋」にもぐりこむことに成功した私でありました。

 めでたし、めでたし……………
 じゃあ済まないのよね……でないとタクシーに戻らないでしょ。



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Posted by 淀の生頭  at 08:25 │日々是苦労