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2010年09月18日

宅配屋奇譚(1/3)……立志編

宅配屋奇譚(1/3)……立志編

 このたびめでたく数回目の転職とあいなった。再度タクシーである。 

 正直、今の私を「今日の明日で雇ってくれる業界」なんて他にない。

 ある意味「虎の威を借る狐」のような転職だった。
 メールで履歴書を送ればもう即採用のような雰囲気でした。

 タクシー業界の再開を祝して約1年にわたる「宅配屋」というか「軽貨物屋で独立を!」という甘い罠にかかった甘ちょげたワタシのお馬鹿な顛末を、忘れぬように記録しておきたい。

 今回、一発目はなんで独立を意図したか。そしてなんで「軽貨物屋」なのか? 
といったところの背景「復習」から始めます。

二発目は六地蔵のネットスーパーの顛末。そして三発目は跳足屋の下請けの寂しい悲しい物語とあいなる予定。

 そ~いうわけで立志編です。

 まぁ、ご存知の方はご存知かと思いますが、私は田舎の兼業神主です。普通兼業神主は「公務員」に就くことが多いです。なぜなら「休みが取りやすい」から。しかしワタシの場合は、公務員だった父がワタシが中三の時いきなり地元神社の宮司になってしまった事から紆余曲折が始まる。

 簡単に言うと、それまで普通の家の普通の子供が、学校で「思想信仰の自由」だとか「職業選択の自由」とか習う「物心ついた頃」に「お前の将来神主だ」と周囲から決められてしまい、その頃から大学入って数年経つまで「神主なんぞならね~よ」&「公務員なんて絶対にならん」と太陽に誓ったくらいだ。

 それから色々ありました。
 惚れた女が新興宗教に洗脳されるとか、オウムの事件があった後の同僚の説教に歯がゆい思いをしたとか、神職の9割は境内の外に出れば役立たない。事実の発見とか千一夜語っても語りきれない経緯があって、ハッと気づいた。

 田舎神社の活性化のノウハウをマニュアル化して、全国にばら撒けば「この国の活性化」に繋がる。加えて「神主ども」の9割はモチベーションが皆無。しかし「呼び水」を流して、自立できる所は自立できるようにしてやろう。その為には自分の氏子地域でまず「キチン」と「活性化マニュアル」を実践して、結果を出せば賛同するお社も出てくるだろう。

 だから、起業家学校とか、その手の勉強は脳みそ腐るほどしたよ。
 悲しいのは私の脳みその「容量」が少なすぎて、脳みそバグってしまった事かな……

 しかし、この「仕事は、やり方次第で日本が征服できるかもしれない@爆笑」
 だったら、悪の秘密結社しかりで(笑)神主するのも悪くないんじゃない??

 そう思って、動き出すはいいものの「具体的にどう動くの?」と。
 とりあえず、「家業」に力を入れて「稼ぎ業」は必要十分でいいじゃない。

 まずは身近な「京都」を「落とさないと」お話にならない。
 その為には「京都を知らないと……」と、自分に対して「綺麗な御託」を並べたらこ~なる。

 そうして「某有名タクシー」でハンドル握って……辞める直前はというと、神主オフの企画して、他やりたいこと、やんなきゃいけないことがあって、あっちもこっちもてんてこまいになってしまって、ストレス溜まって心身ともに壊れてしまって……退職を余儀なくされてしまったワタシがいた訳よ。

 そこで「とにかく自営業」になろう。なぜなら「自分が主体」だから「営業日」「休日」は自分の都合で動かせる(ハズ)だ。新聞広告で「馬鹿軽(仮名)」って言う会社が新聞広告で目に入った。

 悲劇はここから始まった。

 当時の京都営業所@所長は一言で言えば「口八丁、手八丁、嘘八丁」の男でした。

 仕事はよりどりみどり、明日からでも仕事あります。といったトーク。それを信じた私が馬鹿でした。入会金払って、車段取りしたのが5月末。仕事にありつたのが8月。しかも「条件合わず2週間でパー」その間の給与1万ちょっと……ここは跳足屋の下請けで、もぐりこんでいる会社だったけれど、まぁ人間の質低かったよ。

 いゃ、キチンとしてる人もいたけれどぉ。ここの社長と跳足屋(仮名)のコミュニケーションが上手く行っていない。ワタシが始めて上鳥羽に行ったとき、先方の課長が新人なんて聞いてないと、言われたし、出入り禁止されたドライバー(現金着服していた)もいた。しかし人手が不足してるので、跳足屋に内緒で途中で荷物を渡して仕事させていたりした。

 まずここで馬鹿軽の信用を疑ってしまうでょ。この会社定期的に新聞広告だしてるんだよ。入会金(約30万)+車購入(この会社から買ったら市価より20~30%ほど高い)中古を手配したら他所で手配した代として20万ほど撮られる。加えて月会費1,7千円を請求される。

 それだけ金とるンだったら、仕事の手配力にさぞかし自信があるんだろう。しかし、景気の悪いご時世、加えて京都は「値段」より先に「信用」「おつきあい」が物言う世界。仕事量も大阪にくらべりゃ雲泥の差だろう。そんな所で結果として口八丁手八丁で騙されたようなもんだ。

 仕事を取っても出しどころがないと、困るのでコンスタントに求人するのだろうけれど、応募して金払っても仕事なかったら、詐欺って言われて仕方ないよね。

 ワタシが不幸中の幸いだったのは、金がなかったので入会金だけ入れて後は分割といいながら、1円も入れなかった事にある(笑)なぜかって請求がなかったから(笑)つまり当時のこの所長もボンクラだったので請求なかったンだよね。請求されても「お前まともに仕事世話せんと、金だけ取るんか!」とどやしていたけれど……
 
 ただ、ここで注意しないといけないのは、この馬鹿軽のすべてが悪者ではないらしい。アチコチチェックしてみたが、ちゃんと仕事の紹介が機能している話もいくらかあるのだ。つまり「仕事のある地域」には仕事はある。しかしない地域にはない。ない地域ではいわゆる「内職詐欺」のような形で売り上げ立てざるを得ない人もいるのだろう。

 けど、これを仕方ないと言っちゃ駄目だよね。実際(最近の経緯は不明だが)裁判沙汰にすると息巻いてる会社もある。

 しかもこの馬鹿軽に類似した業態の会社が沢山あるのも事実。景気の良い時代はキチンと機能した業態だったのかもしれないけれど、ワタシはこの30万がもったいなくて仕方がない。落ち着いたら消費生活センターに相談しに行こう。

 ということで、宅配屋奇譚(1/3)……立志編は終了。

 次回は六地蔵ネットスーパー編です。



 
 



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Posted by 淀の生頭  at 20:03 │日々是苦労