京つう

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2010年01月26日

「宮の汁」の謎

 本日は宮衆祭。御祈祷、お供えの用意をして、さぁお祭、さぁお供え(中祭式なので手送りをおこなう)の際に用意した「スルメ」が消えている。???

 さてはカラス????

  しか、思いつかない。しかしほんの数分の間に……敵ながらあっぱれとしか言いようがない見事さ。くぉそ……

 そして、直会。大事なスルメはこの席で軽くあぶって出されるのだが、今回は冷蔵庫に予備があったので、そちらでカバー。
不幸中の幸い。

 地元の料理屋さんから簡単な士出しを頂く。料理は「こんなお料理を頂きました」と家族に見せる、もしくは別ける意味で全部頂かずに、いくらか残して持って帰ることになっているのだが、前回はそれを知らずに美味しく平らげてしまったおちゃめな過去があるワタシ。
 今回は、配られるスルメを受けるのに「扇子」を少し広げて使うのだが、扇子を忘れていた、ホントにセンスないなぁ……………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………すいません。ふとした出来心です。


 で宴の中で、話題になったのが、この御料理。昔は~ 飲み水は社務所まで持って運んだ。(水道がなかったから)。洗物(ここでは食器を指す)用には下の谷川の水を汲んで持って上がった。など、苦労胆も人生いろいろ、男もいろいろ。

 ここでやっと、今回の話題である「宮の汁」にいたるのですがぁ。具は色々と時代背景があって変遷があるらしいのですが、ここ数年は「豆腐と蒲鉾」に軽く大葉を添えた味噌汁。毎回「当家」が変わるので、同じ「具」「味噌」でも微妙にその味は変わって当然なはず。

 なのに、皆さん味はいつ頂いても同じで「おいしい」とおっしゃる。

 宮衆のお祭そのものは、かっては年四回開催されていたそうですが、今では秋と正月の年二回のみ。
 正月から秋までは期間があるので「舌の錯覚」という事も考えられるが、秋から正月となると、四ヶ月しか経ってないので、そうとは言いきれない。

 昔の苦労と今の便利の間で、変わらない「美味しさ」というのあると言うのが不思議。
 ワタシは自慢じゃないが、「味音痴」には自信がある。
 しかし、このお汁は確かに何時いただいても(と、言っても年二回ですが)「美味しい」と感じる。
 宮衆の各位も「美味しい」とおっしゃる。

 なにがこの「味」を伝えているのだろう?????
 レシピの「口伝」はできても味の口伝って????
 そこまでできるものなのだろうか????????
 

 謎は深まる……


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Posted by 淀の生頭  at 09:50 │日々是吃驚